2017年12月14日木曜日

WEB仕様におけるHSL色空間の混沌

WEB(HTML/CSS/SVG)が扱う標準的な色空間はsRGBだったが 最新のCSSカラーではHSLによる色の指定が可能となった.

sRGB色空間とHSL色空間とは色の表現範囲が一致しているため, RGB値をHSL値としたりその逆が可能なのだが, 実はWEBでは3つのHSL解釈が存在しており, それらを混在させると思うような結果が得られない…というケースに遭遇したので本記事ではその内容について整理しておく.


2017年12月12日火曜日

dotrace.jsの使い方・SVGにおける多色画像のHSLAビット合成的アプローチ

前回作ったdotrace.jsの使い方・SVGにおける多色画像のRGBAビット合成的アプローチRGBA画像をHSLA画像に変換してSVGフィルタで元画像を復元とを組み合わせてみたところ, それはもう素晴らしい出力結果が得られたので公開する.

従来SVGでは実現が困難と考えられてきた多階調の自然画風グラフィックを無理やりベクタ化する際の一つのアプローチとして非常に効果的である.

NOTE:2017/12/13
但し本スクリプトでの出力結果はSVG本来のメリットであるスケール非依存性が失われるため, 使い勝手は悪い.

2017年12月9日土曜日

dotrace.jsの使い方・SVGにおける多色画像のRGBAビット合成的アプローチ

WEBでは画像をRGBA各8bitで扱う. なので, RGBA値をそれぞれbit値毎にpath図形化し, SVGフィルタで合成し直すことで, 理論上はあらゆるグラフィックは高々32個のpath要素(とSVGフィルタ)で表せるはずだ.

では実際にこのようなアプローチに沿って作ったSVGの描画パフォーマンスは如何なものか?
ということで, Node.jsスクリプトを書いてみた.

結果は「使い物にならないSVGを吐くポンコツスクリプト」であることが判明したが, まぁ, dotrace.jsの使い方の例としての意義はあると思い公開した.

12/12バグを見つけたので修正

ドット絵SVG化スクリプト:dotrace.js

以前から公開している「ドット絵SVG化スクリプト」シリーズをバッチで処理したいという意見を聞いた気がしたので, 元のコードからweb依存性を排除してNode.js環境(つまりコマンドライン)でも動作するようにしてみた.

dotrace.js
(http://defghi1977.html.xdomain.jp/tech/dotrace/dotrace.htm)

機能的にはver2とver3のいいとこ取りをしたつもりなので, 使い勝手はこれまで通りだ(と思う).
※色数制限等の細かいことは全くしていません(でかいSVGが作られても知らね). 予め減色しておくとか, JPEGを弾くとか各自で工夫して下さい. (最適な出力は環境毎に異なると思うので, 柔軟に扱えるようにしている)

ライセンスをMITにしておいたので, 適宜使い倒して下さい.

動作原理はこちら
https://stackoverflow.com/questions/42595343/bitmap-to-svg-path/42595975#42595975

2017年11月28日火曜日

WebExtensionを用いてスクリーンキャプチャを行うAPIを構築する

WEBブラウザにおいて, 現在表示中のWEBページを画像化(スクリーンキャプチャ)する手段はセキュリティの観点から存在しない. そのため, html2canvas等のHTMLDOMのレンダラを用いて無理やり画像化する方法が一般的である.

一方WebExtension機構を利用してよいのであれば, 不可能ではない. そこで本記事では通常のスクリプトコンテキストからWebExtensionを利用可能なアドオンコンテキストを介してスクリーンキャプチャ画像を入手する方法を探る.

※ブラウザとしてはFireFoxを利用した. Chrome等の他のブラウザでは適宜コードを読み替える必要がある.

なお, 本記事で作成したアドオンは使い方によっては深刻なセキュリティリスクを孕むため, ローカル(私用アドオン)利用を原則とし, 一般公開してはならない.

2017年11月11日土曜日

JavaScriptにおけるスレッドをブロックしないループ処理の実現

JavaScriptは通常シングルスレッドで動作しており, もともと「すぐに終わる処理」の実行のみが想定・推奨されている. が, 昨今のWEB環境の発展に伴い, 以前とは比較にならない程複雑で負荷の高い処理がブラウザ上で行われるようになっている.

これらの問題の幾つかはWeb Workerを用いたマルチスレッドの導入により解決するが, DOMやフォントを扱う必要がある場合などはどうしてもメインスレッド上で処理をせざるを得ない.

そこでES2016/2017で導入されたJavaScript言語機構を使って, 負荷の高い処理を複数のタスクに分割しそれらを非同期的に順次実行することでブラウザの応答性を改善する方法を考えてみた.